テキトーエレガンス

頑張るのやめてテキトーに委ねよう。そして浮上しよう。

腹痛がいつもと違ったらそれ虫垂炎かもよ?子供が急性虫垂炎になって入院した話。


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こんにちは。Bliss(@Bliss_Blink)です。

虫垂炎って知っていますか?盲腸と言われて一度は耳にしたことがある名前かもしれません。

今回はうちの娘がその急性虫垂炎で入院するまでの体験談をお話しします。

盲腸って言われるけど正確には“虫垂炎

虫垂炎より、私たちには「盲腸」の言い方が一般的かもしれませんが、

「盲腸」と呼ばれる超の一部から、だら〜んと虫のようにぶら下がった小さな所が「虫垂ちゅうすい」が何らかの原因で炎症を起こして

悪さをするので正確には“虫垂炎ちゅうすいえん”が正しいんですね。

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これは実際経験してみないと知り得ないことでしたが、

“虫垂”の字のごとく、虫のように垂れ下がったこんな小さなところなんですが炎症すると結構痛いんです。

最近ではニュースでは、お笑い芸人の楽しんごさんが虫垂炎を放置してしまって緊急入院を余儀なくされたと報じられました。

虫垂炎は体に痛みなどの症状が表れにくい人もいて、放置してしまい腹膜炎を引き起こしてしまったり、

さらには腹膜炎は場合によっては死に至ることもある怖〜い病気です。

自慢ではありませんが、我が家は急性虫垂炎で摘出手術を受けたことがある人が何人もいる筋金入りの「盲腸一族」なんですが、

↓うちの娘も例外ではなかったようです・・。

それは突然の嘔吐・腹痛から始まった

学校での嘔吐から病院に行くまで

ちょうど2年前の今ごろのこと。

娘(当時小学5年生)が通う学校の保健室から「娘さんが体調を崩したから迎えにきて欲しい」と連絡を受けました。

迎えに行くと保健室のベッドの上で横たわる娘を発見。

突然、授業中に嘔吐して具合が悪いので保健室に来そうです。

その場で「風邪かもしれません」と保健の先生はおっしゃっていたのもあり、

私も何の疑いもなくお腹の風邪だろうと信じて疑いませんでした。

虫垂炎の最初は嘔吐や腹痛といった症状が現れることは知られていますが、

私も娘も最初の症状はこんなかんじでした。(※あくまで個人的な症状です)

  • 熱が出る
  • 激しい嘔吐(繰り返したりする)
  • お腹をかばう歩き方になる
  • 最初は胃のあたりがキリキリ痛む

この初期症状からお子さんがいる人には馴染みの深いあの胃腸炎に思えてしまうので、

素人には見分けがつかないですよね〜。

幸い娘はよくしゃべり体力もあるようだったのでそのまま帰宅したのですが、

帰宅するないなや、バタンキューでそのまま眠ってしまいました。

明日病院に行くことにして、しばらくそのまま娘を寝かしておくことになります。

20:00 激しい体力の消耗でヘロヘロに。

布団から起きてきた娘は、話ができるぐらいの体力はありましたが、

様子が変なことに気づきます。OS-1を与えても与えただけ全部吐いてしまうんですね。

お腹の痛みの場所を確認するとどうやら右下腹部あたり。

娘が「右のお腹が痛い・・」と訴えるのを聞いてピンときました。

「もしかして盲腸かも!」

私も虫垂炎になった時、最終的に右の下腹部が痛みだしたのを覚えていたからです。

普通の腹痛(言い方がちょっと変ですが)との見分け方として、

痛みが虫垂のある右下腹部の方に移動していくのが虫垂炎の痛みの大きな特徴なんだそうです。

↓この時の娘の症状がこんな感じですね。

  • 痛みがお腹全体→右下腹部と絞られていく
  • 何も口に出来ず水を飲んでも吐いてしまう
  • お腹をかばうように体をくの字に曲げた体勢を取っている

すぐに小児科の夜間救急外来センターに電話し、

近くの大学病院の夜間救急外来を受診する頃には午後10時を回っていました。

学校早退した後なぜすぐに医者に連れて行かなかったり

嘔吐をくり返してしまう時点で気づかなかったり、

私もそうですが、お腹が痛くなりやすい子だったので「お腹の風邪だろう」と信じ込んでしまったのががマズかったですね。

子供の疾患は怖いもの。いつもと様子が同じだからって「〜だろう」はいけないと反省しました。

もっと早く病院に来ていればと自分を責めまくりました・・。

(病院に付いた頃には痛みより眠さが勝っていたようで、娘は病院の車いすの上でスヤスヤ寝息をたてていましたが。)

AM2:00 やっと小児科医の診察

当直の先生の問診の後、すぐにレントゲン→CT検査と続き、最終的に小児科の先生がみえました。

この頃には痛みが落ち着いたのか、長い検査の合間に隙あらばコクリと眠りこけている様子です。

患者はベッドに横たわり先生から触診をされるのですが、「これは痛い?じゃあこれは?」と娘のお腹をグイグイ押すので、

本人は言わずもがな、はたから見ても辛そうなんですがこれはれっきとした検査方法なんだそうです。

別にむやみに押しているわけじゃなくて圧痛点あっつうてんという、

ツボのような所を押すことで患者の痛がりの反応を調べているんです。

↓実際に娘に行われた虫垂炎の判別法を調べてみました。

  • 患者をジャンプさせて着地時に痛みが響くか。
  • お腹の圧痛点を押した時と離した時、どちらが痛みが強いか
    虫垂炎の場合指を離した時に痛みを強く感じるそうです
  • 膝を曲げ伸ばしして痛みの程度を見るなど

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虫垂炎の検査で使われる有名な圧痛点テスト。(色々あります) ↓矢印のところを押したり離したりして、痛がり方から虫垂炎か否かを判別するテストらしいがされる側はたまったもんじゃない。・・どっちも痛いってば。
※必ず医師が触診しますので自分でむやみに触ったり絶対しないでください!

あ〜そうそう、この検査痛かったな〜。と思い出すつつ娘に目をやると

娘は先生としゃべりながら余裕そう。あれ?痛みはどこへ?

病院来ると痛みが一旦引くのは点滴のおかげでなんでしょうか。

点滴のおかげで脱水症状がなくなったようでさっきよりは明らかに元気になっていました。

この後小児科の先生より「急性虫垂炎」と診断がついたのが午前3:00頃のこと。

娘は急患センターへ戻り、私は先生と翌朝の手術の説明に移りました。


AM4:00 腹腔鏡手術に決定!いざ手術室へ

虫垂の摘出手術は翌朝のAM10:00に決定。

手術のサイン、輸血の同意書、手術のリスク説明など・・サインが続きます。

この頃すでにAM4:00を回る頃。

当直の先生や看護師さんはプロなのでこの時間でもシャンとしていますが、

一般人には起きているのがしんどい時間・・。

寝ぼけた頭で先生の説明を何とか頭に入れ全ての同意書にサインをしていきます。

娘が受けた手術は腹腔鏡手術といわれるもので、

大学病院や大きな病院などではごく一般的な方法として私たち庶民も耳にする手術法ですよね。

腹腔鏡手術が一般の開腹手術と違うところは開腹手術のようにお腹をパカッと開かないこと。

娘が受けた腹腔鏡手術はおへその穴から空気を入れてお腹を目一杯膨らまし、

そのおへその穴から鉗子やメスを挿入して虫垂を摘出する方法でした。

(手術内容により開ける穴の数は異なります。)

私の祖母もこの腹腔鏡手術を受けていますが、傷口が少ないため体力の回復が早い→早く退院でできるという患者にとっても大きなメリットがあるそうです。

娘の腹腔鏡手術はおへその穴を使ったため一切傷が残らなかったのが幸いしました。

看護師さんに「将来ビキニが着れるからね♪」と言われて娘は苦笑い(笑)

開腹手術はどうしても跡が残るんですよね。

14歳の頃手術を受けましたが、今でも右下腹部に10cmほどの手術跡が残っています。

これは仕方ないこと。

私が摘出手術を受けた時は昔ながらの開腹手術だったので入院中も抜糸時も痛くて最悪でした・・。

「開腹手術の患者を笑わしてはいけない」←これ本当です(笑)


脱線しましたが、同意書にサインする間、娘は急患センターのベッドに寝かされていたのですが

点滴を受けてから娘の顔色が良くなってきました。

痛み止めを処置されたのかグ〜スカ気持良さそうに寝ています。

点滴前は軽い脱水症状を起こしていたとのこと。ヒェ〜、娘よ。ごめんなさい。

翌朝の手術に備えてベッドを急患センター→小児科病棟へ移動しました。

AM10:00 手術開始から入院まで

翌朝予定通りに手術は行われ、開始から2時間ほどで無事終了しました。

手術が終わる頃に看護師さんに案内されて手術室へ向かいます。

※↓ここからはちょっと血なまぐさい話になるので苦手な方はスルーしてください。

手術室手前で先生を待っていると、先生は手術着を来たまま手に何かを持って現れました。

そう。手にしているのは切り取ったばかりの虫垂

病理検査に出す前に一度家族に見せてくれます。

(いきなり持ってこられて「これですね〜」と見せられるので心の準備が必要ですよ!(笑))

摘出した虫垂部分は容器の中にホルマリン?に浸けられて、メスで左右に開かれた状態で入っていました。

ちょうど小指ぐらいの長さに見えましたが、腫れているせいかもっと膨らんでいるようにも見えます。

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▲大きさは小指ほど。
全然関係ないが手術室に「ももいろクローバーZ」が流れていた

入院一日目〜 入院生活開始

腹部の手術をした方なら知っているかもしれませんが、手術翌日からめいっぱい歩かされるんです。

これは手術による臓器の癒着を防ぐために必ずしなくてはいけないことらしく

痛いからとベッドに横たわっていられないのがツラいところ。

娘はもう翌日の朝からベッドを出て小児科病棟内を行ったり来たりしていました。

入院した大学病院の小児科病棟の決まりで小学生以上の患者には夜間の付き添いができず、

午後2時〜午後7:00の面会以外は子供一人で過ごさなければならないルールがありました。

そのため夜間も娘は何から何まで一人で自由自適だ〜なんて言っていましたが、

内心心細くて仕方なかったようです。

でも看護師さんからちゃんと言うことを守って頑張っていたと聞いて成長っぷりに泣きました。

手術後は重湯→五分粥→全粥と、これでもかとおかゆメニューが続きます。(笑)

食べ盛りの子供にはなんとも寂しいメニューですが、副菜は最初からある程度食べ応えがある感じでしたので

なんとか耐えておいしく食べてもらうことにしました(笑)

耐えたごほうびとして最終日にはなんとお粥からご飯にッ!!これにはスゴイ喜んでいました。

ご飯を食べられるってありがたい・・。

結局入院から5日で延長もなく予定通り退院することができました。

病院では顔の色ツヤも良いし元気いっぱいなので「お!もう大丈夫かな」と思ったのですが、

それでもやっぱり病み上がり。

帰宅すると「具合悪い!?」のかと心配するほど青白く見えいわゆる「病人顔」に変身するのが不思議ですね〜。

入院って本当に体力を消耗するんだと分かった瞬間でした。

(担当医のG先生や沢山の看護師さん、学校の先生や母には大変お世話になりました。)


トータルの費用は?入院日数は?復帰までどのくらい?

虫垂摘出手術&入院あれこれQ&A

Q:緊急手術って怖くない?
A:怖くないですよ
虫垂炎になった人は誰でも「早く取ってくれぇ!」その一心なので緊急手術ウェルカムですが、じゃあすぐ取りましょう!というわけにはいきません。
手術の場合手術に関する同意書をイヤという程サインさせられますが、緊急手術の場合でも例外ではありません。
短時間で一度にワーーッと説明されて同意書にサインしてと、結構めまぐるしいです。

Q:入院から退院までどのくらい?
A:入院から5日ほどで退院しました。(腹腔鏡手術)
私が入院した時は開腹手術だったので退院まで7日間ほど掛かったようです。
手術をせず抗生剤で散らす場合、友人の話ですが入院は3日程度とのことでした。
開腹手術後に患部が膿んでしまい、2〜3週間ほど入院した知人もいますのでケースによると思います。

Q:費用はどのくらい掛かった?
A:高額医療費制度を利用して自己負担は数万円程度に抑えられました。
一番気になるのがこの費用面だと思います。
虫垂炎手術代(腹腔鏡手術)+諸々込みでトータル15万円ほどでしたが、高額医療費制度を利用したので費用はぐんと抑えることができました。(所得による)
高額医療費制度は覚えておおいて損はないです。

Q:学校復帰までどのくらい必要だった?
A:退院日+2日ほど
私が虫垂炎になった時は体力の消耗が激しかったのか退院後に体調をメッチャ崩してしまい一週間ほど自宅療養したそうです・・。(母談)


Q:手術跡は残る?手術跡は痛い?
A:2年ほど経過しましたが手術跡は全く分かりません。今は痛みも全くありません
女性の場合は特に手術跡は気になるところですが、娘の場合、前述のとおりにおへそを使うので傷口は一切残りませんでした。
退院後は少し手術跡の痛みは感じていたようですがじきに消えたそうで、2年経った今では手術跡どころか手術したの?え?どこ?というくらい何も分かりません。 私の場合、右下腹部に10cmほど横に流れる手術跡がうっすら残っています。

※私は医療従事者でなく医療の知識に関してはド素人です。この虫垂炎体験談は個人的な意見としてご紹介しています。

上記の症状・手術費用・その他の情報はあくまで一個人の症状としてお考え下さい。

「高額医療費制度」は覚えておいて損はなし!

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病院にかかった時に一定額以上を援助してもらえる高額医療費制度があるのをご存知でしたか?

国民健康保険社会保険など公的医療保険に加入している方のみの制度になりますが

医療費(手術費や入院費、高額な医療を受けた場合など)が一定額以上を上回ると所得に応じて国が援助してくれます。

私もその制度のおかげで大幅に自己負担額を減らすことが出来ました。

各健康保険の発行機関にしかるべき書類を持って行き申請すると認定証をもらうことができるので、その認定証をかかりつけの病院に提出します。

それだけですが、精算の際はすでに差し引かれた代金を掲示してくれました。

ラッキー!

(病院により一旦患者が立て替え→後日差額を返還されるシステムもあるそうです。各医療機関に確認してくださいね。)

高額な医療費を支給してもらえるのは本当にありがたかったです。

でも認知度は低めのようで友人含め周りの30代〜40代で知っている人はわずかで

医療のお世話になることがない健康な人ほど知らない制度ですよねこれ。

一般の医療保険に入っている方もそうでない方も念頭に置いておくと慌てる心配がなさそうです。

ちなみに母もガンの治療をした際利用させて頂きました。

ガン保険には入っていなかった母ですが、手術・入院費、それから抗がん剤などの自己負担も少なく済みました。

母は「ガン保険いらないな〜」なんて余裕かましてました。

ありがたや。

(制度について詳しくは加入する健康保険機関へお問い合わせください)

www.mhlw.go.jp

最後に。気になる腹痛は早めに病院に行こう!

虫垂炎の症状の現れ方は人によりけりで一概にこうだ!と断定できる症状はないと考えています。

変だと思ったらすぐに医療機関を受診してくださいね。

特に子供の場合は体調が急変することも考えられますので、ちょっと大げさかな?ぐらいの処置で行き過ぎることはありません。

小児科の先生曰く、子供の虫垂炎の場合は進級や入学による環境の変化によるストレスや、

部活の人間関係(!)や受験によるストレスから発症することが多いそうです。

(そういえば私が虫垂炎になったのもテスト前×部活のストレスがMAXの時だったな・・)

また受診する際もお子さんが明らかに朦朧として呼びかけに応じなかったり、

激しい痛みを訴えていたり朦朧としていたりと、といつもと違う!と感じたときはためらわず救急車を呼んでください。

虫垂炎は腫れた虫垂が破裂すると腹膜炎を引き起こすと場合によっては死に至ることもある恐ろしい病気です。

「お腹が痛い」「嘔吐してしまう」そんな小さな症状を逃さないよう、

常日頃からお子さんの様子を気にかけてあげてください。

ご参考になれば幸いです。

ではでは。

※くり返しますが、今回ご紹介した内容は※あくまで主観的な意見として個人的な虫垂炎体験談をのせています。 上記の症状は一個人の症状とお考え下さい。
虫垂炎かな?」と疑わしいことがあっても決してネットの不確かな情報を鵜呑みにせず、かならず病院で医師の診察を受けてください。
※なお、このブログ記事内で問題のある文がありましたら随時・訂正削除します。