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テキトーエレガンス

頑張るのやめてテキトーに委ねたら浮上していった件

映画【サヨナラの代わりに】のケイトが教えてくれる、後悔しない女の生きかた。

何かに気づくおススメ映画 映画・ドラマ健忘録

Amazonビデオヒラリー・スワンク主演の「サヨナラの代わりに」を観ました。

映画館で観たかったんだけど逃してしまったのでDVD化されて嬉しい!

※PG12の指定があります。

サヨナラの代わりに(字幕版)

以下ちょっとネタバレありかもです。

↓ざっくりとしたあらすじはコチラ。

ピアニストのケイト(ヒラリー・スワンク)は優秀な弁護士の夫やセレブな友達に囲まれて順風満帆だった。
そんなある日、ケイトの新婚生活に暗雲が立ちこめる。
些細なピアノのミスタッチから始まったALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症はケイトの体を徐々に、そして確実に蝕んでいく。
そんな絶望の底にあったケイトの元に、介助アルバイトとして大学生のベック(エミー・ロッサム)が現れる。
夜遊びして寝坊をしては遅刻をくり返す自堕落なベック。
エヴァンの心配をよそにケイトはベックを正式に採用すると言い出す──。


「サヨナラの代わりに」はALS(筋萎縮性側索硬化症)の当事者とその家族の心の葛藤を、

時には目を背けたくなるほど残酷に描写しています。

AlSは体のいたるところの自由が徐々に利かなくなっていく進行性の難病なのですが、

静かな怖さと言えばいいのかな、

体の自由を奪われて最後はしゃべることも息することもままならなくなる。

この辺りのヒラリー・スワンクさんの演技はスゴいな〜。

自分の生き方について後悔していることを吐露するシーンがぐっときたので、

そこから生き方のヒントを考えてみた。

教訓1:もっとズケズケ言って良い

この映画は、ALS患者とその家族の葛藤ドキュメンタリーを描きたかったんじゃない。

対照的な二人が心を通わせるところ?

・・いや、なんか違うな。

『思った事をズケズケ言うベックと

感情や気持を表に出すことを避けてきた(良しとしなかった?)良い子ちゃんのケイト』

この対比だ。これに違いない。

ファックだのシットだのスラングまみれだけど本音を包み隠さず言うベックに対して

ケイトはどこか「良い子ちゃんキャラ」から抜けきれない。

今までも自分の感情を表に出すことを避けてきたんだろうなって感じ。

ところがベックと接していくうちに「良い子ちゃんキャラ」が外れてきて、

本音を言えるようになっていくんだよね。

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残された日の中でもっと自分の気持ちを伝えなくちゃ。

そういう意気込みが出てくる。

ズケズケ言いたいことを言っている人の方が割と思い通りに生きているもので、

人の迷惑にならなければ、表に出しちゃっていいんですよ。

私たちはつい「これ言ったら嫌われるかな?」と思いがちですが、

言っても言わなくても評価は変わらない。

むしろかえっていい印象を与えたりするんですよね。

パラドックスですね。

教訓2:自分を見てくれる人を伴侶に選ぶ

「女は自分を見てくれる人より、自分を見ない人を求める。」

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ある程度年齢を重ねた30代にはグサッと来る・・。

もっと若い頃にケイトのような人がいてくれたら良かったな。(意味深)

エヴァンは運命の人だったのに。」

自虐っぽく笑うケイトだけど口から出てくるその言葉はどこか、切ない。

「あなたを見てくれる人を選んで。その人にいつもの自分を見せるのよ。」

死の床で声も絶え絶えにベックに伝えるケイト。

そこでベックはある人の存在を再認識するわけですが、

はたしてベックはケイトの遺言通りに、

自分を見てくれる人を探せるのでしょうか。


どん底にいる者同士がお互いを気遣い、心に受けた傷を告白し合う。

そのうちに本音が表れてぶつかり合う。

二人のエゴが削り取られて最後に表れたのは削り取られて丸裸にされた、

清くて尊い自分の本質。どんどん本質が表れてくる。

体も心も清くなっていくベックにその様子が見て取れます。

美しい映画でした。


最強のふたり」もオススメ。

「サヨナラの代わりに」が良かったらぜひ「最強のふたり」もご覧下さい。

車いすのセレブと自由なヤンキーが心を通わせていくという構図が

前回の記事でご紹介した「最強のふたり」を彷彿とさせるシーンがちらほらありました。

bliss-blink.hatenablog.com

そのおかげで予備知識があったせいか、

先のストーリーの展開を想像できちゃったりして正直困りました。(笑)

それぞれ良い映画ですけどね。

辛口なことを言わせてもらえば映画やドラマにありがちな

セレブお金持ち = 礼節あるけど実は冷徹で自己中心的
庶民・労働層 = 無礼だけど実は情に厚くてフレンドリー

↑こういう紋切り型の設定もちょっと脱却して欲しい。

自然と「お金持ちは冷徹で汚い」というイメージついちゃったりする。

悪くないんだけどね。

あ、ベックの実家は庶民ではあるけど別に底辺層ではないか・・。(失念)


初めてALSの裏側を知る

BlissはALS(筋萎縮性側索硬化症)について見聞きはしていたけど殆ど無知に近かったので、

その裏にはきれいごとで済まされない、壮絶なやりとりがあることは想像できませんでした。

そういえば一昨年ぐらい前に大流行した「アイスバケツチャレンジ」も

ALSを世間に広めるためのキャンペーンでしたね。(ちなみにBlissはアイスバケツをかぶってFacebookにあげる友達を遠目に見ていました。)

ALSアイスバケツチャレンジ!!

↓危険だ、ただの売名行為だ、と一時期バッシングをされていましたが、ちゃんと効果があったようで何より。

それでも一般人にも浸透していくのは喜ばしい事だと思います。

www.huffingtonpost.jp

ALSの治療法は一切確立されていないのだそうです。

不治の病ということになるのでしょうか。

その延長には「死」が確実にある。

劇中で「治療法はありません。」とピシャリと言い放つ医師の言葉が冷たいなぁ。

その現実を突きつけられたALSの当事者やご家族の苦労は計り知れないと思う。

一刻も早い治療法の確立を祈るばかりです。

いつも読んで下さってありがとうございます。

ではでは。

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