テキトーエレガンス

頑張るのやめてテキトーに委ねよう。そして浮上しよう。

まるで動物王国だった私んち。まぶたの中の動物たちに会いにいく。


昔飼っていた猫のポラロイドが出てきた。

「わー懐かしい。」

娘と一緒に写真を手にして食いるように写真の猫をみつめていた。

苦楽をともにして一緒に大きくなっていったアイツら。

悲しいことに、みんな天国にいるが思い出だけは不思議と鮮やかによみがえった。

ムツゴロウさんのような動物王国だった私んち

数枚の写真は、昔実家で飼っていた動物たちの生きていた証をまざまざと思い出させた。

それぞれ飼った時期は異なるが、同時並行して色々な動物がいる家だった。

猫や犬に始まり、チャボ、インコ数匹、ウサギ数匹、カラスやメジロ(巣から落下してケガした個体を一時的に保護していた。)、亀、沢山の熱帯魚、ハムスター、アヒル(!)・・etc

大の動物好きの父親は捨てられるとあらば放っておけないタチで、

お願いされると断れずやたらと動物を譲り受けてきては母を困らせていた。

ある時は川に捨てられた犬を拾ってきたり、もう飼えなくなったからと譲り受けてきたり。

「ペット不可のマンションに引越すから飼ってほしい」という

身勝手なお願いも断れずうちに連れて来た。

チンチラジェームス・ボンド君、通称「ボンちゃん」である。

孤高のペルシャ猫 【ボンちゃん】
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▲ボンちゃんは基本的に人間が嫌い。
威嚇や引っ掻き行為など日常茶飯事だったが年取ったら観念したのかちゃっかり丸くなってた。人間か。
13年の大往生で最期は家族と和解(!)した。
うちに来てくれてありがとう。

とにかく人に懐かず媚びず気高く、冷たい雰囲気のする猫だった。

譲り受ける前に一時期放置状態にさせられていた経緯があり、

そのせいかあまり人間に懐かない。

ツンデレだがいつも我が家の中心にあって

ボンちゃん、ボンちゃん、と近所の子供たちから可愛がられていた。

Blissが反抗期の頃は

晩年にはすっかり落ち着いて人語を話しそうな様相になっていて、

いつのまにか良いヤツになっていた。

愛すべきおバカ 【マックん】 f:id:Bliss_Blink:20170127224218j:plain
▲美少年っぷりに家族全員メロメロ。 ある時からふてぶてしくなり、雄のネズミハンターとしての頭角を表す。
「今日はこれしか獲れなんだ・・」と虫をハンティングしてくるのはやめてください。
鼻がピンク色なのをイジるとちょっと嫌な顔をする。

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▲だらしない寝相をさせたらピカイチ。
どこまで伸びるか伸ばしてみた事があったが、あまりにも伸びるので 怖くなって戻した。「猫は流体」と言われる所以である。

先述のボンちゃんとチコちゃん(雑種)を看取ってから軽いペットロスになっていたある日、

そば屋さんから生まれたばかりの綺麗な猫を譲り受けた。

サバトラで白と黒のコントラストが美しく、目鼻立ちもなかなか。

当時買おうとしていたiMacから取ってMacくん。通称【マックん】。

「トラ猫は馬鹿」を地でいくようなヤンチャっぷりに手を焼いた。

保護した子カラス【カー子】の話

なんとも単純な名前だが、夜中に道路に落ちていたカラスの雛を父が拾って保護してきた。

突然子カラスと帰宅する父に母はさぞかし仰天しただろう。

(「あ〜いつものことか。」で済んだかもしれないが。)

しかし、仰天するのはカラスの順応性である。

カー子と名付けられたカラスはあっという間に父に懐き、

「ア〜!ア〜!」と大きな口を開けて餌を催促しては

母に割り箸で餌付けをしてもらいみるみる大きくなっていった。

カラスを使役し、鷹匠のようになっていた父

カー子はみるみる回復。

父の会社のお客さんの周りをピョンピョン飛んでは遊びを催促。

キラキラと光る小物に目がなく、父の商売道具のネジやビスを誇らしげに

集めてはお気に入りの箱にコレクションしていくという、

カラスの知能の高さを垣間見ることもあった。

羽が成長しすっかり成鳥になったカー子は、ひとりでに空を飛び方を習得していて、

数匹のカラスの群れのもとに遊びに行っては夕方帰ってくるという日課になっていた。

父が大きく手を振るとはるか遠くから父を見分け、

父目がけて一直線に飛んでくるカー子の姿は勇ましく、

同時にめちゃくちゃ愛くるしくもあった。

鷹匠かよ、と。

カラスの知能の高さは三歳児並みと言うが、いやそれ以上ある気がする。

そんなカー子も、段々と父から離れる時間が長くなり、

いつしか父は一人ぼっちになった。

「もう、カー子は帰ってこないな!」

キューッとビールを煽り、淋しそうでちょっと誇らしげだった父の表情を今も覚えている。


動物とのふれ合いは子供の情操教育にいいですよ

動物は子供の心を育む絶好のパートナーだと思う。

水をやって散歩もして、世話をして、

時には思い通りにならない事もあるし、散歩がめんどくさい事もある。

そんな時は「お世話をしなくちゃ動物は死んじゃうんだよ。」と諭してあげる。

そこでポッと愛情や責任感が育まれる。

必ずやってくるペットの死。

飼っていたインコが死んじゃった。

病気の猫を看取った。

避けて通れない喪失体験もまた糧となる。

愛すること、生きていること、生かされていること。

子供の頃からそんなことにばっかり興味を持っていたBlissの原点は

数々の動物たちだったのかな、と思う。

・・・とこれは考え過ぎかもね。

ちなみにBliss親子の家は賃貸なのでペットは厳禁だが、

実家にはあいかわらずメス猫の「チャーちゃん三世(一世・二世とも他界)」がいる。

このチャーちゃんもワケありだ。

チャーちゃんを可愛がっていた前の飼い主さんはある日突然重い猫アレルギーを発症。

医師のすすめで愛猫を手放さなければならず、やむなくウチに預けた経緯がある。

前の飼い主さんがちょくちょく顔を見にきては目を細めて成長を見守っているが、

残念、お嬢さんはそのうちふてぶてしくなりますよ。

いつも読んで下さってありがとうございます。