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テキトーエレガンス

頑張るのやめてテキトーに委ねたら浮上していった件

体育祭でまだ行われている危険競技とブラック部活にいた頃の話。

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きずな!?連帯責任!?おかしな体育競技

最近の公立中学校の体育祭からピラミッドやタワーなどの団体競技が消えたようです。

今更かよ!と思ってしまいますが、むしろ何十年も生徒たちの安全が考えられていなかった事に驚きを隠しきれません。

ところで「大ムカデ」という競技はご存知でしょうか。

整列したクラス全員の足首を縛りゴールまでの早さを競うというとんでもない競技で

二人三脚の30人バージョンといったところでしょうか。

対格差や運動能力差が出るため一筋縄ではいかず、転倒する度にけが人が出ます。

本番が近づく頃には全員のヒザに痛々しいほどの包帯が巻かれ、文字通り「血のにじむような」阿鼻叫喚の様相を呈すのです。

そんなムカデ競技に出場する娘を持つある知り合いがこう言いました。

「娘はやりたくない!って大泣きするんだけどね、頑張れって励ましているの!キャハハ」

他にもケガがどれだけスゴイかを意気揚々と話していましたが、

正直、お母さんアタマ大丈夫?とは言えませんでした。

聞いてて鬱になるわ・・。

ムカデ競技ってやった事ある方なら分かるかと思うんですが、あれって安全に止まる事はほぼ不可能で、

足首が固定されているため一人転倒すると全員が将棋倒しになるという諸刃の剣。

場合によっては先生から怒鳴られたり体格も運動神経もいい子からヤジを飛ばされたりします。(これマジで)

体の小さい生徒や足運びが苦手な子はその犠牲となります。

体育祭だからと強制的に参加させられてケガさせられて、転んだら連帯責任とかの世界です。

危険競技以外にも生徒の力を伸ばす方法なんていくらでもあるのに

なぜわざわざ拷問みたいな競技をさせるのでしょうね。

「きずな」とか「忍耐」とかそんなショボイものを分からせたいんですかね。

ムカデ競技を指導する教師はそんな生徒の「頑張り」を見て、

ウチの生徒は日本一!と他の地区の先生団に自慢したいんですかね。

教師だけがドーパミンドバドバする競技であることは間違いないでしょう。


ブラック部活を定義する!

日本人って本当に「努力」「根性」とか「忍耐」が好きだなと思います。

もちろんそれは日本人の美しい美徳の一面ですし否定するつもりはありません。

しかし、もう平成も30年弱経っているのに、いつまでも「努力」とか「忍耐」などの根性論を持ち出すのは

時代にそぐわないのではないでしょうか。

(Blissは大人になってからも「努力」は嫌いですし「忍耐」「根性」も身に付きませんでしたけど。)

面白いアンケートがありました。

news.nifty.com

部活動は親の世代から当たり前だと思ってやってきたことですよね。

古くは「エースを狙え!」とか「アタックNo.1」とか「巨人の星」とか昭和スポ根マンガの時代から

習わしのようにやってきたわけで、

時代が変わり「部活やってもやらなくてもいいんじゃね?」と声を大にして言えるようになったのは

喜ばしい事だと思います。

顧問監督からの暴言やパワハラがはびこる、度を超えた部活動を最近ではブラック企業ならぬ「ブラック部活」と呼ぶそうですが、

今思えばBlissはまさにこのブラック部活にいました。

ド田舎の中学校だったので選べる部活は2つしかなく、「○○部か○○部!どちらか選べ!(しかもどちらも嫌な運動部)」という究極の二択でした。

途中で辞める事が許されないので引退までの二年半の間は本当に地獄でした。

ブラック部活あるある1:理不尽なパワハラは突然に

吹けば飛ぶようなド田舎の弱小部だったのですが、顧問の指導下でなんと一気に強豪校に上りつめ、

地元の新聞に載ったことで顧問のスパルタに拍車がかかりました。

まだ暗いうちから登校して部活を始めさせられ、少しでも弱音を吐いたり暑いとでも言うものなら「帰れ!」とカミナリが落ちるわけです。

中学生のアタマで色々考えた後、先生の言う通りにその場を去ろうとすると

「帰るのか!!!」と怒鳴られてもう意味が分からないw

脂汗をかいてゾロゾロと戻ろうとすると「俺の意味を分かっているのか?」とため息。

禅問答かよ!と突っ込みたくなりますが、こんな理不尽なことが日常茶飯事なのがブラック部活。


ブラック部活あるある2:悪趣味な精神論

顧問は部員に対して練習に没頭させることに意欲を燃やします。

そのためには勉強や家族との時間を犠牲させるべきだと考えていて勉強は二の次。

土日は遠征試合。祝日も遠征試合。長期休暇も試合、部活、試合、部活・・・・

風邪だろうがインフルエンザだろうが強制的に部活に参加させます。

時々保護者との間で衝突もあったようですが、そんな批判にどこ吹く風なのはさすが鋼の精神の持ち主。

他の部とは明らかに異質な「ヤル気」を押し付けられた気がします。

ブラック部活の顧問は精神論や感動秘話や、強くなるまでのプロセスを味わうのが大好きです。

それは時々常軌を逸します。

ちなみにうちの部の顧問は「オリンピック感動秘話」とアスリートが陰でこんな苦労をした、努力を重ねた、みたいな話が三度のメシより好きで、

その手の記事をスクラップして自作のポエムと一緒に披露しては部員に感想を書かせるのが日課となっていました。

「感動しました!」「私も○○選手のように練習を重ねます!」みたいな模範解答を見ては顧問がカタルシスを感じるという、

今考えるとかなりキモイ閉鎖環境だと思うわけです。

ピュアな年頃の娘たちはあっという間に洗脳され、「根性」だの「忍耐」だの精神論こそ至高だ〜!と信じ込み、

少しでも顧問のやり方が出来ないと「こんなんじゃだめだ」と激しく自分を責めるようになっていきました。

あ、これは余談ですが、

当時、ポエムの感想を書いたり練習の成果を振り返るレポートを毎日提出させられていたのですが、

少しでも「こんな部活嫌だ!やりたくない!」という思いを伝えたいという健気な気持ちから

デカデカと絵を描いて提出していましたw

ヤル気も追いつかなかったばかりか技術も身に付かなかったので、最終的に後輩に抜かされ、

先輩とは名ばかりの部活生活だったのは当然の結果でしょう。


ブラック部活あるある3:恐怖の連帯責任

誰かがミスをしたり、練習でルール違反をすると連帯責任が課せられます。

朝の校庭10周の走り込みが+5周増えたりするという地味なものから

気の済むまで立たされり説経を食らう、

または謝るまで無視されるというモラハラを受けたりします。

顧問が話す際には基本的に正座しなければならず、1時間も説経を食らうと

その後がすごいキツかったです。

ここまでくるともう完全に体罰だよね。


ブラック部活生活で唯一得たもの・・それは

そんな二年半の苦しい部活生活でしたが、

得たものは大きかったと感じています。

それは、

部活なんて二度と入るものか

というものでした。

それらのスパルタ教育で本当に心身ともに強くなれるかもしれない。

しかしスパルタが功を奏すのは

生徒のやりたいことと合致した時だけ。

部活に向いておらず、好きでもない部活だったら気持がついていかず

拷問のような毎日をただひたすらやり過ごすだけの成果しかない。

ある程度強くなるかもしれませんが、気持もスキルも頭打ちする時がかならずやってきます。

つまり何の意味もない。

忍耐力や大切な社会性が身に付く???

ないないw

そんなのもとからの性格に左右されます。

強いて言えばこの時の経験が足かせとなって

「忍耐力のない自分はクズだ」「辛い事も努力しなければ死ぬ」などの

余計な固定観念を植え付けられただけでした。

部活動に入るからと辞めさせられた油絵教室を思い出します。

もし学校に美術部があって入れたとしたら

能力を存分に発揮して活躍できたかもしれないと思うとなんか悔しい。

先の話しに戻りますが、

ムカデ競技を強要される中学生を見て、そんなことを思い出しました。

ちなみにBlissの娘には「一番楽しめる部活を選べ!」と伝えてあります。

いつも読んで下さってありがとうございます。

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