テキトーエレガンス

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嫌いなあの人と自分はいっしょという事実。自分の姿を相手に写す「投影」って?


最近、アイドルを追っかけるオッサンの気持が分かるようになりました。

トシかもしれません。

Blissです。こんにちは。

投影行為は誰でもやっている

アイドルに投影される自分の中の「アイドル性」

男性の体の中にも女性ホルモンが、

女性の体の中にも男性ホルモンがあるように

人間には色々な側面があると思うのです。

私たちが「好きだ!」と思うもの、または「嫌いだ!」と思うものには

必ず私たちのひとつの性質が投影されています。

例えば冒頭のアイドル。

アイドルというキャッピキャピな女の子にオッサンが本気で夢中になる。

アイドルを異性として見る以外にも、自分の性質がアイドルという存在に投影されて、

それを「好きだ!」と感じているんです。

これはつまりサイリウムを振り回してヲタ芸をするオッサンの中にも

キャピキャピとした女性性があるといえる。


好きな人に見る自分の「男性性」

仮に気になっている男性がいたとして、

その人の良いところを挙げてみたとする。

優しいところ
頼もしいところ
決断力があるところ・・・

これらの良いと思うところはそのままそっくり 自分にもあるということ。

好きな人に自分の男性性を投影しているということ

つまり自分自身に恋しているというとんでもないことになります。

反対も然り。男性から見た好きな女性のタイプなども同じ事が言えます。

LGBTの人も同じ。相手に自分の性質を見ている。

ちょっとビックリだけどホント。

心理学などでよく出てくるこの「男性性」と「女性性」は難しいので

Blissもいまだによくわからないところも多いのですが、

人間には色々な側面を持っているという事は分かった。

優しいあの人にもきっとある「冷徹性」

では逆に嫌いな人を思い浮かべてみる。

例えばこんな嫌いなところが出てきたとする。

横柄なところ
自分勝手なところ
自慢が多いところ・・・etc

残念。これもすべて自分自身のこと。

正確には、これらは自分にあるひとつの側面、性質だということ。

自分の嫌なところだともいえる。

そのまんま自分の嫌なところを相手に投影して

「あいつはこんなところが嫌だ」「こんなヤツだ」と嘆いている。

それはつまり自分に嘆いているということ

聖人のような優しい心を持つ人が傍若無人な人を見て、あの人はなんて冷徹なんでしょう・・。と涙を流したとする。

もし冷徹な面が自分の中になかったら、相手を「冷徹だ」とは思わない。

例えるなら、

「投影」の字のごとく、相手に映っているそのライトの光源は自分から発生していなきゃ

相手に反映されないし見る事が出来ない。ってことか!

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はぇ〜

まさにスポットライトが壁に当たるように「投影」行為をしているわけだ。

そんな聖人でさえも、程度の差はあれ心の中には冷徹な面を内包しているんだね。

まさに自分の事を棚に上げてナンチャラというわけだ。


自分にもその一面があると分かったら相手にもちょっと優しくなるかもしれない。自分にも憧れのあの人の一面があるということで自信が出るかもしれない

そんな日曜日のなんちゃって心理学でした。