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テキトーエレガンス

頑張るのやめてテキトーに委ねたら浮上していった件

限界集落の小学校ってどう?山の小学校の仕組みから高校デビューまで

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限界集落育ちのボヤキシリーズ

好評(?)につき第二弾をぶっこみます。

前回は移住者の悲喜こもごものこんな内容でした。

bliss-blink.hatenablog.com

今回は子育て世代は必見の「限界集落の学校ってどう?」をお届けします。

子どもが少な過ぎてついに複式学級になる

Blissは限界集落に育ちましたので、

当然、過疎化や人口流出問題とは切っても切れない地域なのですが、

過疎地では少子化のあおりをモロに受けて複式学級を取入れている小学校が増えているようです。

ちなみに、複式学級って何ぞや?という方へテキトーに説明しますと、

一学年の児童数が極端に少ない場合、二つの学年を合わせて一つにすることを言います。

同じ部屋で授業を受けたり活動を共にしますが、きっちりと学年は区別されています。

例えば3年生と4年生を複式学級にした場合、担任が一人つきます。

担任の先生は3年生4年生の兼任ということになりますね。

よくTVなどで離島の生徒が4〜5人しかいない小学校で一年生から六年生まで一つのクラスで

授業を受けたりしているのを見た事あるかと思います。

Blissの娘が途中まで通っていた山の小学校では、ほぼあんな感じで

先生を囲むように机を配置して中々特殊なやり方で授業をしていた印象です。

その過疎小学校を離れて数年断ちますが、

母から小学校の近況を耳にするたびに、大丈夫か?と危機感を感じてしまいます。

今では一学年数人しかいない。

もう学校の存続すら危ういレベルに達しているは明らか。

どうしてこうなった。


そんな過疎小学校のメリット・デメリット

そんな存続の危機にある山の学校ですが校風や雰囲気はすこぶるよく、

山の学校といった感じで児童も大らかな子が多いです。

先生ものびのびと仕事をしている気がします。

山の学校の良かったところ

・子どもが純粋でのびのびしている
・いじめや格差がなく平和
・先生との距離がメッチャ近い
・超少人数クラスなので落ちこぼれる事がない
・アットホームな雰囲気がある


教育内容については管轄の教育委員会の教育要項に則って授業が進みますので

街の学校と遅れなどは一切生じないようになっていますので心配ありません。

あと、先生も児童同士もとにかく距離感が近い。

先生も児童のことを「まゆみ!」「だいちゃん!」とニックネームで呼ぶのはデフォ。

クラスの一体感は強くアットホームという雰囲気そのものでした。

本来、学校では先生は生徒を名字で呼ぶものだと知ってちょっと切なくなりましたもの。

ではここからはデメリット。

山の学校の微妙なところ

・内輪に慣れてしまいコミュ力がつかない
・ゆるい同調圧力があるので多様性を認めてもらいにくい ・いじめをもみ消される事も・・
・いつかやってくる高校デビューでカルチャーショック→引きこもり化する子も
・PTA役員の二重三重の掛け持ちは当たり前
・街の高校に通うには交通の便が悪すぎる


児童と距離が近い分、親とも近い。

これは裏を返せば、先生と親との癒着も多い。

いじめなど何か問題があった時はもみ消される覚悟でいましょうw

実際、いじめられても「親が地元の名士だから」とうやむやにされたり

親が公務員などプチ権力がある家庭の子はヒイキされたりと(田舎では公務員は)

何かと理不尽な話題には事欠きませんでしたw


そして必ずやってくる「高校デビュー

稚魚が川に放たれるように、

高校入学と同時に、ぬくぬくとした小さい学校から強制的に

街のマンモス校の進学を余儀なくされます。

中学の卒業式はそのまま「温室ハウスからの卒業」でもあるわけですね。

これが限界集落育ちにはキツい。

幼稚園、小学中学と「友達作り」なんてしなくても困らない狭い世界でしたから、

16歳で初めて「新しい友達」を知る。

生まれて初めて友達を再構築するという体験をします。

友達関係に気を取られている間にもクラスは始動します。

先生からは「○○さん」なんてよそよそしい呼ばれ方をするかと思ったら、クラスに30人もいるわ

教室にみっちり机が並んでいるわで圧倒されてしまうんです。

Blissは二学期で半ばギブアップ状態になり、

こともあろうかマンモス校でぼっちになるという窮地に陥ります。

(ここはまた別の機会にお話するとします)

限界集落育ちの田舎者にはハードモードだったのは言うまでもありません。


子供にとって友達関係は全てである

いじめによる子どもの自殺、引きこもりや不登校などの痛ましい事件が後をたたないことからも分かるように

高校生ぐらいまでの子どもに取っては友達関係は自分を形成する世界そのもの。

決して軽く考えてはいけないと思うのです。

Blissの娘は小学校中学年から街のマンモス校への転校をしていますが

社交的な娘でさえ、システム化された街の学校へ馴染むまでに最初は戸惑いもありました。

蝶よ花よと自由な山の学校では知り得なかったルールもみっちり教え込まれました・・。

小学生が繁華街に行くなとか買い食いをするなとら、学区外に行くなとか、そういったルールは

山の学校ではとうてい経験しないですむことなんですね。

それだけ街は誘惑が多いと知りましたよ・・。


山の小学校への入学を考えている親御さんから相談されたことがあります。

内向的なお子さんの性格を見据えた上で、のどかな山の学校への入学をさせたいという親心からの相談でしたが、

Blissはあえて街の学校への入学を勧めました。

「お友達作るスキルは早いうちに学んでおけ!」と伝えたかったんですね。

残念ながら山の小学校ではお友達作りを経験することが出来ません。

その辺は経験者だからこそつい、あえて小さいうちから身につけて欲しいと思ったのが本音です。


日本に過疎の小学校がどのくらいあるのかは分かりませんが、

海外のように日本でもホームスクールのような学習システムを取入れたら

この辺の問題は解消するんでしょうけど難しいところだと感じています。

限界集落のボヤきシリーズも佳境を迎えて一人盛り上がっております。

あいにく周りにこんなド田舎に育った人が少なく中々お話しする機会もないのですが、

マイノリティだからこそ必要としている誰かの耳に届けたいという感じで話しています。

まだまだ限界集落シリーズ続けます。

いつも読んで下さってありがとうございます。

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