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テキトーエレガンス

頑張るのやめてテキトーに委ねたら浮上していった件

宇宙飛行士になりたい人この指とまれー!に1000人来たという話

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ついこの間の7月7日、七夕の日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた

ロシアのソユーズロケットの中にある日本人宇宙飛行士がいたのですが、

さてどなたでしょう?

現在は大西卓哉宇宙飛行士がISS(国際宇宙ステーション)に搭乗中で、

数ヶ月の宇宙滞在を控えて日々の業務をされています。

大西宇宙飛行士ですが、2009年の宇宙飛行士候補生選抜で一般の中から選ばれた3人のうちの一人で、

前職は全日空の副操縦士をされていただけあって、華やかな経歴はさすが宇宙飛行士といった感じがしました。

2009年の宇宙飛行士候補生募集の際には、リアルでJAXA

「宇宙飛行士になりたい人〜この指とまれー!」とやったら

2人の席に1000人弱の応募があったそうです。

「理系の大学を出て社会人経験のある人」という条件ですがそれでも約1000人。

倍率がおおよそ300~500倍。

子どもの頃からの夢が実現する千載一遇のチャンスとなれば

この倍率さえも霞んで見えるのでしょうけど、

選抜されるだけでもいかにスゴイことかが分かります。

宇宙飛行士選抜試験がえげつない難しさ

まず試験者を筆記試験などでふるいにかけ、そこからさらに数百人を選抜します。

その中から最終的に10人まで絞りこむのですが、(もうこの時点で全員スーパーマンレベル)

選ばれし10人の職種は様々で、現役の医師から技術者、ITベンチャーのエンジニア、その中には油井宇宙飛行士や今回の大西宇宙飛行士のような

現役パイロットもちらほらいました。

そして最後の選抜試験がとてもユニークなんです。


一週間ずっと閉じ込めてさらに24時間監視しちゃうよ

2009年に行われた、最終選抜試験の様子を追ったドキュメンタリー番組を見たことがあります。

それによると、最後のハードルと言うべき最終試験はこんな感じした。

まず試験者10人は各々にアルファベットを割り当てられ、試験中は全員Aさん、Bさん、とアルファベットで呼ばれることになります。

その後、宇宙ステーションを模した狭い空間に閉じ込められ

一定期間そこで集団生活をして寝食を共にします。

何があっても出る事は許されず、当然、外部との一切の接触を断たれます。

文字通り閉じ込められるわけですね。

JAXAの関係者や各分野の識者、審査員に24時間監視されつつ、

試験者の適性やスジを厳しくチェックされるという試験も兼ねているので、

もう考えただけで胃がキュッとなりそうな集団生活。

審査員の中には心理学者もいたりして、試験者達の行動を見てチェックしたりする。

しぐさの一つ一つに審査員が目を光らせているわけです。

宇宙ではケアレスミスが命取りになる?

試験者達は自分のアルファベットが書かれたゼッケンをつけているのですが

ある試験者は「H」のゼッケンを逆さにつけてしまっていた。

審査員はこういう初歩的なミスを厳しく減点します。

えー・・ゼッケンの付け方間違えたぐらいぐらいいいじゃん。と思いたいところですが、

宇宙空間ではそんなテヘペロな凡ミスが命取りになるんですね。

他にも審査側から「人を癒すロボットを作れ!」だの「何か一芸をみんなに披露しろ!」だの無茶ぶりに近い指令(お題)が出されます。

淡々と課題をこなしていく過程で、最初はライバルだった10人が

折り鶴で自分たちのペンダントなんてつくっちゃったりして、

最後は戦友のように固いなきずなで結ばれるんですね。

ヤバい。

こういうの見ると目頭熱くなるタイプです。

宇宙飛行士になりたかった人たちのその後

晴れて選ばれし3人(油井さん、大西さん、来年宇宙へ向かう金井さん)と

あと一歩のところで惜しくも選ばれなかった人たち。

選考後はそれぞれの職場に戻っていきました。

そこには色々な背景があって、悔し涙がある。

中には選考に漏れたことで仕事への情熱を失い、別分野へ転職してしまった人、

出世して今まで以上に仕事にまい進している人もいれば

紅一点で最後の10人に選ばれたある女性医師は、

その後、結婚して双子のお母さんになっていた。

またある人は、選考から数年絶った今でも心のどこかで諦めきれず、

空を見上げてはチクショーと苦笑いする人もいたり。

大した夢もなくフツーに生きている私からしてみれば

例え選考に落ちたとしても、羨ましいくらいのエリートですが、

ムリヤリいつもの宇宙にゆだねる系のネタにからめるなら、

宇宙飛行士になれなかったことは最初から決まっていて、実はその人にとって、別の素晴らしい人生プランが用意されていたからに他ならないと思うんです。

夢はひとつなくなったかもしれませんが

それでよかった、と言えるんじゃないでしょうか。


いつの間にか、日本の宇宙開発は日本人宇宙飛行士をじゃんじゃん輩出する時代になって、

NASAからも絶大な信頼を寄せられる存在になってた。

マジでこれから数十年の間には一般人が気軽に宇宙旅行に行ける日が来る気がします。

HII-Bロケット上がれ〜!

宇宙予算もっと上がれ〜!

日本バンザーイ。

いつも読んで下さってありがとうございます。

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